2013.12概況 [全体]

 11月初旬までコーヒー相場は徐々に下がる傾向を続けていたがここにきてやや上昇。全体でみると横ばい状態。
 今後の動向だがブラジルの豊作予報、通貨レアル高、コロンビアの増産予定が確実視されていることから、下がる要因となっているが現在の相場状況は多くの生産国においてコーヒー農家の生産コストを割った状態になっているのも事実。需要と供給のバランスにより相場が形成されていくので生産調整がされるかどうかで決まってくると思われる。

 今年はコンビニのコーヒー販売が話題になっており、セブンイレブンの100円コーヒーが予想以上に伸びた結果、逆に缶コーヒーの販売が減少しており、コーヒー市場が大きく変わる節目に来ていると感じられる。セブンイレブンの100%アラビカコーヒーが多くの方に飲まれることで、コーヒーの風味に関してセブンイレブンコーヒーがひとつの目安となり、『セブンイレブンの味で100円』が多くの消費者に認知されてくれば、コーヒー製造販売する業者、及び喫茶店は、その基準に対して自分達の商品が消費者に比較対照されることを意識する必要がある。
 高品質なコーヒー豆を使用しているから高く売れる時代は変わってくるかもしれない。今後、高品質な豆を使用しながらも安く販売する業者が増えてくればコーヒー以外の付加価値(サービス)によって価格の下落を防ぐ必要性が高まり、お店の個性、特徴を出していくことが求められる時代になっていくように思われる。




コーヒー流通センター リーフレットより

共通テーマ:moblog
シーズン?’14.1月概況 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。